「当たりやすい(よく当たる)宝くじ売り場ってあるの?」
宝くじを買う人に限らず、あまり宝くじを買ったことがない人でも、一度は頭をよぎる疑問ではないでしょうか。
「どうせ買うなら当たりやすい売り場で買いたい!」と考える人は多く、ジャンボ宝くじの開催中は、有名な宝くじ売り場はどこも長蛇の列…。
でも、このような有名な宝くじ売り場で買うと本当に当たりやすいのでしょうか?
今回の記事では、『よく当たる宝くじ売り場』をいろいろな切り口から検証していきたいと思います♪
よく当たる有名な宝くじ売り場として有名な売り場は?
※この記事では『ジャンボ宝くじ』をメインに検証を進めていきます。
ジャンボ宝くじは現在、年に5回発売され、その種類は以下の通りです。
- グリーンジャンボ宝くじ
- ドリームジャンボ宝くじ
- サマージャンボ宝くじ
- オータムジャンボ宝くじ
- 年末ジャンボ宝くじ
これらのジャンボ宝くじでよく高額当選者を出す売り場として有名な宝くじ売り場は下記店舗です。
- 西銀座チャンスセンター
- 大阪駅前第4ビル特設売り場
- 名駅前チャンスセンター
この宝くじ売り場以外にも、東京・大阪・名古屋・福岡など、大都市を中心によく当たると言われる売り場があります。
『よく当たる宝くじ売り場』という幻想
ジャンボ宝くじは1,000万枚を1ユニット(組)として販売されていて、宝くじの1等は1ユニットにつき1枚なので、その確率は1,000万分の1。
つまり、1ユニット(1,000万枚=30億円!)を販売すると、100%の確率で1等が出ますよね。
「西銀座チャンスセンターは1ユニット分を仕入れているから当たりやすい!」
…というようなネット情報があるようですが、これはかなり無理がある主張なんです。
- 1ユニット分を仕入れているというデータが開示されていない。
- 1ユニット分を仕入れていたとしても、西銀座チャンスセンターで過去にジャンボで高額当選がなかった回がある。
- 1ユニット分を仕入れていたとしても、全て同一のユニットで納入されるという確証がない。
ちなみに下の画像は、まとめて1,000万円分の宝くじを注文した際の写真ですが、ユニット違いのくじが確認できます。
1ユニット分を仕入れたとしても、全て同一のユニットで納入されるとは限らないことが、この画像からも推測できますよね。
冷静に考えると、宝くじ事業は、各地方自治体を発売元とする公共性の高い事業なので、公平性を期すためにもランダムな1,000万枚が納入されるはずでしょう。
全て同一のユニットで購入できるという条件下であれば、優位性があると言えなくもないですが、その前提が成立しない以上、上記の主張は通りませんよね。
『よく当たる宝くじ売り場』という幻想を広めたのは誰?
では、『よく当たる宝くじ売り場』という概念を広めたのは誰なのでしょうか?
推測の域を超えませんが、これを広めて得するのは『宝くじ売り場自身』以外にありません。
宝くじの種類にもよりますが、宝くじ販売における売上金は1枚あたり9~18円と言われていて、この売上金こそが宝くじ売り場の利益の源泉。
人件費や地代、機械のリース代などもありますし、稼ぎ時であるジャンボの売り出し期間には、1枚でも多く宝くじを売りたいのが本音でしょう。
どこで買っても変わらない宝くじを自分の売り場で買ってもらうために編み出した秘策こそ、『高額当選の実績をアピールすること』であり、宝くじ売り場の長蛇の列を見ると、その秘策は大成功しているようです。
でも、この『よく当たる宝くじ売り場』という言い方はフェアじゃないですよね。
『当売り場は、よく当たる宝くじ売り場です。そして、よく外れる宝くじ売り場です!』という表現だと納得できるのですが…。
まとめ ~宝くじはロマンだ!~
いかがでしたか?
ここまで『よく当たる宝くじ売り場』についてご紹介してきました。
宝くじの販売数が多い売り場から高額当選が多く出ていることはまぎれもない事実ですが、それは仕入れなどに優位性があるわけではなく、単純に宝くじを多く販売しているから…というのはここまで説明した通りです。
でも、どこでどのような買い方をしようと、それはアナタの自由。他人にとやかく言われる筋合いはありません。
ただ、宝くじを買う前に、下の人気記事の欄にある『宝くじは当たる確率より期待値…』を読んでくれたら嬉しいですっ(^^♪
あなたに幸運が訪れますように…(-m-)” パンパン
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